将来人口の衝撃!縮む地方でよい人財を確保するには?

 

 

こんにちは。中田麻奈美です。

 

ここのところ、長野県も強風に見舞われていますね。
松本市波田地区でも砂嵐が発生したようです。

私が手塩にかけて育てた鉢植えもこのとおり…

 

大切に育てたものが、自然に裏切られた気がして動揺します。

 

しかし、あきらめずに鉢を起こし、
新しい土を補充し、たっぷりお水をあげると、
ほぼ元通りに!

 

折れてしまった枝もありましたが、
根っこが大丈夫なら、大丈夫。

手をかけた分、応えてくれる植物がいとおしく、
また生命力に驚かされます。

 

人材育成にも、同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 

長野県の将来推計人口

 

前置きが長くなりましたが、
先日、国立社会保障・人口問題研究所から、
2045年までの都道府県や市区町村の将来推計人口が発表されました。

 

都道府県別では、
東京都と沖縄のみ2030年まで人口増加が続きますが、
その後は全ての都道府県で人口が減少していきます。

 

2015年を100としたときの2045年の指数は、

全国 83.7

東京都 100.7
大阪府 83.0
愛知県 92.2

長野県 76.9

長野市 83.6
松本市 88.4
上田市 81.5
岡谷市 62.9
飯田市 74.2
諏訪市 76.7

などなど…

人口は減っていくのに、東京は現状維持。

東京都中央区は増加率34.9%です。

ただでさえ減少する地方の人口は、
東京などへの流出がますます進み、
大都市圏に人口の1/4が集中する時代がやってきます。

県内は、17の市町村で今の半分以下になります。
そのうえ高齢化率は高くなるので、
働き手を確保するのは至難の業となってくるでしょう。

その時になって慌てても、
もはや手遅れと言わざるを得ません。

 

人手不足はAIとIoTでカバーできるのか

 

機械化、自動化を進めることはもちろん有効ですが、
それを使いこなす人材を育てなければなりません。

単純作業から、比較的高度なことも
将来は機械化、自動化が当たり前になるでしょう。

しかし、話題の自動運転でも、
なかなかレベル4や5の完全自動運転の実現が困難なように、
すぐに全てが完全自動化とはならないでしょう。

人間がやらなければならない仕事、
人間だからこそできる仕事が残ったり、
新しく生まれたりするでしょう。

その時は、単純労働の作業者ではなく、
高いホスピタリティや、自律的に動く少数精鋭の人財が必要になるはずです。

 

 

人を育てるのは時間がかかります。
作業を覚えるだけなら工夫すればかなり短縮できますが、
本当の意味で、社風を変え、組織を改革し、
人を育てようと思ったら、一朝一夕にはいかないものです。

 

今いる人財の能力を開花させて、最大限に生かすこと。

今いる人財が、それぞれの立場で、働き甲斐と働きやすさを実感できる、

愛される会社をつくること。

 

そうして初めて、「ここで働きたい」と思ってもらえるようになり、
人財も定着するのです。

 

まずは、今年の新入社員を、手塩にかけて大切に育てましょう。
草花も同じです。

くれぐれも、いきなり現場に放り込んで無理やりOJT…
なんてことのないように!

モーレツ社員の時代とは違いますから。

 

まとめ

・将来は、人口減と大都市集中がさらに進む

・求職者に選ばれるには、今いる人財に愛されること

・今のうちから計画的な採用と心を込めた育成を!

 

 

 

 

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