役員改選シーズン、あなたは自分事化できていますか?

 

2月に入り、学校や保育園も次年度役員決めが始まりました。

地区子ども会も、上の子が5年生になる来年度からはガッツリ役員です。
今年度は保育園の保護者会副会長も務めました。
中小企業家同友会では、年度途中から松本支部の幹事に加わり、
来年度は委員会にも所属することになります。

こう書くと、役員大好きな奇特な人みたいですが、全然そんなことはありません。
田舎は町会活動も盛んですし、みなさん同業者組合やら青年部やら女性部やら何やら…ありとあらゆる役員を引き受けていらっしゃいます。

社員がなぜビジョンを自分事化して頑張ってくれないのか…と嘆く前に、
私たちは色々な所属団体のビジョンを自分事化しているのかを考えたいと思います。

会員数の多寡よりも、会合の参加率が問題

同友会に関していえば、私はまだ新参者です。
まだ全体像を把握しきれていないところもあるし、
たくさんある部会の関係性も描ききれていません。

だから認識が間違っている可能性大ですが、あえて書いてみます。

先日の支部例会で、会員数が減ったことが問題になりました。
やはり、会員数が多いことが地域の活性化につながるという意見もありましたが、
私は名ばかり会員、幽霊部員が増えることよりも、
本当に参加したい人がきちんと参加していることを重視したいのです。

例会や研究会、会合、もちろん飲み会にも、
たとえ会員数は少なくても、参加率・リピート率が高いほうがいいと思うのです。

だいたい何にでも来るメンバーは固定的な気がします。
だとしたら、今のメンバーにとって魅力的な場であり続けることが大事だと思います。
新規加入はそれからです。

採用でも同じです。
今いる人財の能力を最大限開花させて、定着率、満足度を高めることが優先で、
誰でもいいからと焦って採用しても定着が難しく、
結果的に採用コストや教育コストがかさむ一方ですから。

 

所属団体の活動に積極参加できない社長は、他人事社員の気持ちが分かるはず

 

そうはいっても、やはり去る仲間を思うと寂しいものです。
それぞれ様々なご事情あっての退会とは思いますが、
退会者はその団体の理念、ビジョンに共感できなくなったか、
そもそも共有できていなかったということだと思います。

受け身で参加していると、参加率低下は避けられないと思います。
私自身もそうですが、無数の所属団体のうち、積極参加しているのは2~3つです。
そう考えると、会社の仕事が自分事化していない社員の気持ちも分かるというもの。
なぜ自分がその団体の活動に前のめりになれないのか考えてみると、
他人事社員の気持ちも理解できるのではないでしょうか。

思えば同友会も、色々な部会に細分化されすぎているように感じ、
全体像をつかみにくい印象を持っていますが、
誰かがその全体像を見せてくれたかというと、とくに説明はなかった記憶があります。
いわゆる組織図ではなくて、それぞれの委員会や幹事会などの組織が、
どのように有機的・立体的にからみあって役割を果たしているのか、
それが一目で分かるツールがほしいと思う今日この頃。

どなたか、いいアイデアをお持ちの方は、教えてください。

 

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