伝えることが難しいのは信頼関係とビジュアルがないから

3/21 夢新聞ワークショップin下諏訪 申し込みはコチラから

 

「伝える」がテーマの書籍もゴマンとあるくらい、「伝える」って難しいですよね。
「伝える」のではなく、「伝わる」ような伝え方でなければ意味がありません。

では、どんな伝え方をすれば「伝わる」のでしょうか。
今日は、伝えることが難しい理由と伝わるカギについて考えます。

 

信頼関係がないと、相手に聞きたいと思ってもらえない

実は、しゃべり方や文章への落とし方がうまいかどうかも大事だと思いますが、
そもそも相手と信頼関係があるかどうかが大前提だと思っています。

私は今週、下諏訪商工会議所主催の『産業まつり』というイベントで、
講師として夢新聞のワークショップをやります。

でも、夢新聞ってまだまだ認知度が低く、ほとんどの方がご存知ないでしょう。

「夢新聞は、自分の夢が実現したことを描く未来の日付の新聞記事です。」

「はあ? ちょっと、何言ってるか分からない。」

それが普通の反応だと思います。

もうあと数日後に迫っているのですが、イベント自体の認知度が低いのか、
夢新聞のワークショップの人気がないのか分かりませんが、
ぶっちゃけ集客はイマイチ苦戦しているようです。

講師としても主催者に任せきりでいるのも申し訳ないので、
マスで告知するよりも、ピンポイントで声をかけていきました。

折しも、卒園式の前日のイベント。
そして松本市ではなく下諏訪という微妙な距離感。
生活圏で考えると、子連れで出かけるにはママたちには遠いのです。

ディズニーランドまでは平気で行きますが、
よく分からないイベントだと無料でも隣町でも遠い遠い(笑)

それでも、もともと仲がいいママ友たちは、色々予定がある中、
無理しても行くと言ってくれました。

話を聴こうと耳を傾けてくれたので、伝えやすかったですね。
チラシを渡しながら説明できたので、視覚的にも分かりやすかったのでしょう。
そもそもドアを開けてくれたのは(物理的なドアも、心のドアも)、
すでに腹を割って話していて、互いに信頼関係ができているからだと思います。

しかし、子供同士は仲が良いけれど親はそんなに話したことがない場合、
遊びに行ったお礼の電話でついでにお誘いしてみましたが、
互いに緊張が走って変な雰囲気になりました^^;

「どんなタイミングで、どうやって切り出そう?」
「なんて言えば趣旨が伝わるかな?」
「変な勧誘と思われないかな?怪しまれないかな?」

そんなことを考えながらしゃべっているので、
「何をしゃべっても大丈夫」という心理的安全性がある状態でしゃべるのとは、
私自身の熱量が全然違います。

言われたほうも、そのギクシャク感が伝わるので、
「アカン、何かこれはヤバイやつや。」となりますよね。

なんなら、子供同士もあまり一緒に遊んでほしくないな…と。

「いや、無理なさらないで、全然断っていただいて大丈夫なので!」とか、
自分の逃げ道を作って早々に電話を切ってしまいました。

やはり、単なる業務連絡ではなく、趣旨説明が必要なものを伝えるには、
まず第一にお互いの信頼関係があって、
言葉足らずでも言い過ぎても大丈夫だという心理的安全性があって初めて、
『WHY:なぜそれをするのか』という部分を語れる、伝わる
のだと思います。

 

ビジュアルがないと相手はイメージできない

今回は、誰もが慣れ親しんだ業務の連絡ではなく、
ほとんど初めて聞く概念の説明が必要なパターンでした。
そして、相手を動かす(イベントに来てもらう)ことが必要でした。

そんな時、電話やメールやLINEでは伝わらないんです!

そもそも、あまり親しくない人とややこしい長電話をしたい人はいません。
LINEだってメッセージが長いと、ウザくてリンク先をクリックしていないと思います。
みんなそれぞれ忙しい。

だから、直感的に理解できるイメージが必要なんです。
チラシなり写真なり動画なり、視覚的にパッと理解できるものが。

言葉が日本語として正確かどうかよりも、
伝わりやすいことを優先して一言で言える状態が必要なんです。

こんな長ったらしいブログだって、誰も隅々まで読んでないと思います。
拾い読みでも、面でパッと視線を走らせて分かることが大事です。
なかなか、そうなっていないと思いますが…

理念やビジョンも同じだと考えます。
聞く姿勢になってもらっていないのに、いくら「理念とは~!」と唱えても、
全くもって響かないし嫌悪感しかないでしょう。
まずは聞いてもいいと思ってもらえる信頼関係を丁寧に作っていく必要があります。

そして、具体的な日々の仕事の指示ではなく、抽象的な概念だからこそ、
一目で理解できるビジュアルが必要です。
左脳で納得できる理論も当然必要ですが、
人の心を動かし、行動してもらうためには、
右脳に訴えて感情で共感してもらうことが欠かせませんね。

それもこれも、行動してみて実感できたことです。
日々、失敗しながらたくさん行動して学んでいきましょう!

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