経営革新等支援機関に認定されました

 

6月28日付で、認定経営革新等支援機関の第56号認定を受けました。

え?何なのそれ?って感じかもしれませんね。
もの補助(いわゆるものづくり補助金)等に挑戦された方はご存知の通り、
補助金の申請に、「認定支援機関による競争力強化並びに支援に関する確認書」というものを添付する必要があったりします。

これは、「この事業計画書はかくかくしかじかの理由でイケてるよ!」と太鼓判を押し、
「事業化、黒字化まで5年間こんな風にフォローする計画だよ!」ということを書く確認書です。

ちなみに、もの補助の確認書では、「認定支援機関がよろず支援拠点等も活用して支援を行う」といったくだりもありますが、
ナカミの代表は長野県よろず支援拠点のコーディネーター業務も受託していますので、
もうがっぷり四つでご支援させていただきます(笑)

 

認定支援機関のおしごと

 

認定支援機関は、補助金がらみの他には「経営改善計画」に絡むことが多いと思います。

経営改善計画策定支援事業、いわゆる405事業ですね。
予算規模が405億円であったことから、このように呼ばれています。

これは、平たく言えば銀行に返済のリスケをお願いする必要があるような場合に、
「今は一時的に苦しいけれど、これから計画に沿って頑張って立て直して、
将来必ず返済します、だから今はお願いします」
というための『経営改善計画書』を策定する事業です。

専門家による計画策定+フォローアップの費用の2/3(上限200万円)を国が補助します。

長野県の場合は、信用保証協会から補助金も出るので、さらに自己負担は軽くなります。

え?リスケが必要な状況なのに、計画策定の費用が100万もかかるの!?と驚く方もいるでしょう。

ですが、借入しているすべての金融機関に納得してもらう計画を立てて実行する必要があり、
その結果、月々の返済が100万円圧縮できたとしたら?
ひと月で行ってこいでチャラになります。

そんな計画を自力で策定できるか?というところだと思います。

もちろん、自力で計画策定している方も実際に見ていますが、
その企業様はもの補助を5回連続自力で取得している強者なので、
これは特殊な例かもしれません。

私も自分で事業をしていてつくづく痛感しますが、
投資なきリターンはありません。
餅は餅屋、プロの力を借りることは恥ずかしいことでもなんでもなく、
時間を買って本業に集中するという感覚があります。

もちろん、こんな事態にならないことが一番です。
そうなる前に、是非顧問税理士や支援機関等にご相談ください!

リスケはまだ大丈夫だけど、専門家に診てもらいたい…
という場合は、経営改善計画のライト版『早期経営改善計画』の策定がおススメです。

早期経営改善計画がおススメな3つの理由

 

早期経営改善計画は、予算規模もグッとコンパクトになり、
計画策定&フォローアップ費用の2/3という補助率は同じですが、上限は10万円になります。

「カイゼン」なんて名前がついていますが、
「専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい」
「自社の状況を客観的に把握したい」といったニーズを想定しているものです。
※中小企業庁パンフレット

「経営診断してほしい」というお客様には、まずおススメしています。
理由は3つあります。

①専門家との相性、力量が分かる

顧問税理士といっても、計画策定の能力があるかどうかはまた別問題だと思います。
また、初めてお願いする専門家の場合は、その人の力量や相性も分かりません。
いきなり顧問契約とか怖いですよね(私は勇気ありません)。

この事業を使って簡易経営診断をしてもらうことで、
お互いの相性や専門家としての力量もつかめます。

自己負担10万円なので、仮に失敗してもそれほどダメージもありませんね。

 

②低予算で、外部の目で会社を見てもらえる

もちろん、社内でも事業計画は立てていると思いますが、
「いつも計画どおりにいかない…」
「これで正しいのか分からない…」
といった不安を抱えておられる企業様もあるでしょう。

外部の目から見たらどうなのか?をお気軽に試していただけます。
専門家は色々な業種業態を見てきているので、
同業他社比だけでない視点での助言ももらえるでしょう。

 

③事業計画について考える機会になる

ここが一番大きなメリットかもしれません。
ご経験があるかもしれませんが、何か必要に迫られないとなかなか事業計画や数値計画があやふやという企業様も多いように感じています。
一応“らしきもの”はあるけど、全然機能していない計画とか。。
創業計画を立てたっきり、あとは社長の頭の中とか。。

あるあるです。

この事業は、専門家に計画策定を丸投げというものではなく、
自社が納得できるアクションプラン、数値計画を立てる必要があります。
そして、計画に沿って着実に実行していくことが求められます。

そこにはもちろん、チームビルディングやビジョンデザインが必要になりますが、
そういった諸々のきっかけとして使ってみてはいかがでしょうか。

ナカミ創造研究所でもお手伝いできますので、
お気軽にお問い合わせくださいね^^

 

 

 

 

 

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