こんにちは。中田麻奈美です。
面接解禁の6月1日から2週間、内定率は先月末の60.3%から71.6%にまで上昇しました!
6月から選考を始めた大手商社や金融機関を含め、この2週間で内定出しが一巡した感があります。
もはや氷河期の就職率すら上回る勢いに言葉もありません…
そんな氷河期オバサンの愚痴はどうでもいいのですが、
気がかりなのは、複数の内定を持ちながら、就活を続ける学生も多数いることです。
企業側にとってはヤキモキする話ですね。
「オワハラ」で囲い込むわけにもいきません。
今後、内定辞退を防ぐためにどう内定者をつなぎ止めるかが問題になってきます。
地元就職希望率は5割
しかし、逆にこれからまだ説明会が続く長野県企業にとっては逆転のチャンスともいえます。
信濃毎日新聞の広告でも、6月はもちろん、8月上旬の説明会まで掲載されていました。
「都会にいる子供にこの紙面の写メを送ってください」というメッセージ付きで…
親メッセージが奏功して、夏休み中に帰省する学生と出会えるかもしれません。
甲信越地方出身学生の地元就職希望率は52.4%です(マイナビ調べ)。
これを多いとみるか少ないとみるかは微妙なラインですが、
地元で働く魅力を存分に発信し、伝えていく必要がありそうです。
私自身はしつこいようですが氷河期世代。
就職先があるならどこへでも…と地元を離れ横浜で就職しました。
結婚後は長野に移住。
故郷鹿児島は遠く、帰省するだけで海外旅行に行けるくらいお金がかかります。
仕事と育児の両立も、夫婦二人でやりくりするしかありません。
たまたま夫が裁量労働制で比較的自由に動けるため、子どもの病気や学級閉鎖も乗り越えてこれましたが、
そうでなかったら到底仕事は続けられなかったと思います。
地元就職のメリットは、仕事と子育てのラクラク両立
かたや私の妹は一度も実家から出たことのないサザエさん状態。
家賃ゼロ、食費から光熱費までまるっと親負担、
育児はばあばの手厚いサポートを受け、4歳、2歳、0歳の子を育てています。
私は4歳あけて2人が精一杯でした。
こんな間隔で3人も産んだら死亡です。
もちろん託児もゼロ円です。
仕事との両立に悩むことなど全くないでしょう。
「お熱が出ました」「吐きました」…等、どんな突発対応も「ばあば、お願い」で即座に解決です。
当然、母が元気で、しかも働いていないからできることです。
親が高齢だったり病気がちだったり、
逆に元気で働いていたら同じようにはできないでしょう。
それでも、すぐ近くに頼れる親がいるというのは、
特に女性にとっては地元で就職する強力なメリットだと思います。
あまり結婚だの子育てだのを力説するのも、
下手な言い方をするとセクハラになってしまう恐れのある近頃の世の中なので注意は必要ですが、
そんな実例も出していただきながら地元就職の魅力を伝えてみてくださいね。
まとめ
・6月15日時点で新卒内定率7割越え
・長野県はまだまだ説明会が続くが、地元就職希望率は5割
・地元就職のメリットは仕事と子育ての両立のしやすさ!余裕のある暮らしをアピールせよ!