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育つまで待つか?起用して育てるか?

こんにちは。中田麻奈美です。

 

第4次安倍内閣が発足しましたね。
女性活躍、1億総活躍と口では言いながら、女性閣僚1名という。。
やはり、女性は事務、裏方、内助の功、という暗黙のルールのように見えます。

本庶先生のノーベル賞受賞のニュースも流れましたが、
ノーベル賞受賞者の妻も、常に「内助の功」としてのコメントを求められますね。

2016年10月のノーベル医学生理学賞を受賞された大隅先生の奥様に至っては、
同じ研究者で大学教授まで務められた方ですが、
やはり「家庭を顧みず研究に没頭する夫を支える素晴らしい妻」といった描かれ方。
同じ女性としては、違和感を禁じえません。

私の夫がまかり間違ってノーベル賞を受賞した際は、
「朝食の支度と洗濯は夫の仕事です。それはノーベル賞受賞後の今も変わりません。では、私も仕事がありますのでこれで(`・ω・´)キリッ。」
とインタビューに答えたいものです。

 

日本は女性活躍の社会がスタートしたばかり

安倍首相は、女性の入閣が1名だったことに対し、
「女性比率が少ないことは認めざるを得ないが、片山さつき氏は2~3人分の存在感がある」
「日本は女性活躍の社会がスタートしたばかりで、これから入閣する人財が育ってくる」
といったコメントをしています。

男性は育っていて、女性は育っていない。

この認識にこそ、女性蔑視を感じてしまうのは私だけでしょうか。

男性社会のモノサシで、女性には使いにくい部分があるということ?

男性社会に適応できる女性が育つのを待つということでしょうか。

 

1億総活躍の裏には、相変わらず表舞台は男性のもので、
女性は単純労働者として活躍してくれたまえ、というメッセージが隠れているかのようです。

 

ニワトリが先か、卵が先か

安倍首相は、女性が育ってから(あるいは男性社会に都合のよい女性が育ってから)
閣僚に抜擢するお考えのようです。

一国の大臣たるもの、十分な知識・経験・人脈その他が必要なことは異論ありません。
「未経験者歓迎!誰にでもできる簡単なお仕事です!」というものではないでしょう。

 

しかし、こと中小企業の役職に限っては、
充分に育成してから段階的に昇進させることが必ず正解とは思いません。

 

そもそも椅子が少ない中小企業において、
男性を男性だからという理由で優先的に昇進させていては、
女性には永久にチャンスは巡ってきません。
「充分に育成」する前に嫌になって辞めてしまいます。

自分が優秀だったと言うつもりは毛頭ありませんが、
向上心の強い人ほど「ここにいても将来が見えない」と飛び出してしまうでしょう。
たしかに、女性は昇進したがらない人が多いというデータもありますが、
だからといって全員が一生ヒラ社員で責任なく働きたい志向の人ばかりではないのです。

私は男性と同等に働きたいと思っていましたが、
会社にとっての「男性並みの働き」は、24時間365日戦える人というプレッシャーを感じました。

独身か子育て終了世代が多く、みんなダラダラと残業して残業代を稼ぐ構造になっていたからです。
「今日も帰れない…」と残業して頑張っているアピールがエライという社風でした。

仕事がなくても帰りにくく、「お先に失礼します。」というと
「もう帰るの?」と睨まれるので帰りづらいという声も後輩からは挙がっていました。

「中田さんは旦那さんがいるから、稼がなくていい(昇進しなくていい)でしょ。」と直属の上司に言われたこともあります。

 

「残業できないママさん社員」は、同世代の男性と比べて周回遅れどころか3周くらい遅れて、アラフォーにしてようやく主任でした。

そもそもヒラじゃない女性社員など、歴史的にも数えるほどしかいませんでした。
役員の愛人などの訳ありでなければ、課長以上はあり得ない状況でした。

私が退職するころ、ようやく女性たちが主任に昇進し始めましたが、
まさに女性の活躍はスタートしたばかりだったのです。

 

「できるからやる」のではなく、「やるからできる」

ポストが人を育てるという言葉もあります。

今は完ぺきにできないだろう、だけど「やるしかない」環境に置く。

だからできるようになる。

そんな育て方もあるはずです。

 

そもそも、「完ぺきにできる」という状態などあり得ません。
男性でも女性でも、やりながら失敗と反省を繰り返し、できるようになっていくのだと思います。

女性のほうが安定志向が強い人が多いことは否定しません。
自信がないけどやってみよう、とはならないかもしれません。

しかし、個々人の個性ではなく属性で決めつけるとお互いに不幸です。
例外は必ずあります。

 

ポストの話だけではありません。

若手をプロジェクトメンバーに抜擢する、パートさんを会議に召集する、といった提案をすると、
「まだ早い」「ムズカシイ話をしても分からない」「時間外に呼ぶと問題がある」という否定が返ってくることが多いのですが、

経験は何にも勝る人材育成です。

頭でわかっておられても、なかなか実際に任せるのは心のブレーキがかかる方もおられるでしょう。

ナカミ創研では、全員を戦力化する仕組み作りをお手伝いしています。
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まとめ

・女性でも昇進意欲のある人もいるが、男性型のシステムに適応するとは限らない

・ポストが人を育てる

・「できるまで育ててやらせる」のではなく、「やらせるからできるようになる」

 

 

 

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