今日のブログは仕事とは関係ありません

知人の奥様が交通事故で帰らぬ人となりました。
事故に遭ったことを、亡くなるまで知りませんでした。
1か月ほど昏睡状態が続き、ついに目を覚ますことなく逝ってしまった。

心からお悔やみ申し上げます。

 

想いは目に見える形にして行動で示す

 

私の父も急逝しました。
まもなく4年になります。

その時、定年前の勤務先や私たち娘の勤務先、それぞれの旦那さんの勤務先、
そして見慣れた親族たちの名前でズラッと並んだ供花に励まされました。

お香典の封筒のお名前に力をもらいました。

通夜に来れなかったからと、わざわざお線香を上げに来てくれる方々に支えられました。

その時のことはコチラに書きました。「目に見える形で表すことは、励ましにもなる」

本当を言うと、どんな顔をして参列すればいいか分からなかった。
故人とは全く交流はなく、あくまでも配偶者の知人です。

いつも明るい彼の悲しむ姿なんて見たくなかった。
ましてや幼い子供たちの姿を見ることに耐える自信がなかった。

でも、寄り添う気持ちでいるよってことを表すには、
駆け付けるという行動しか思いつかず…
少し遠かったのですが、参列しました。

罪を憎んで人も憎い

まだ若かったから、参列者でごった返している会場。
お焼香の後、ご遺族には一礼、ひと声かけるだけで精一杯のご葬儀でした。
向き合った時、やっぱり何も言えずにアイコンタクトだけ。
悲しい瞳。「ありがとう」と唇が動く。

 

その子は、涙も見せず真っすぐに前を見据えていた。
強いね、おにいちゃん。

その横で、幼い弟たちはまだ母を亡くした意味が分からないのか、
小声で何事か話しながら笑顔さえ見せていた。

この幼い兄弟には、どれだけ母の記憶が残るのだろう。

こんな子どもたちを遺して逝かなければならないなんて、
どんなに無念だったことか。

 

そして現実的物理的な問題として、父子家庭で幼い子どもたちを育てなければならない大変さ。

本当になんてことしてくれたんだ!

他人の私でさえ、罪を憎んで人を憎まず…なんて殊勝なことはできない。
どんだけ注意散漫だったら、点滅信号の横断歩道で大人一人ひき殺せるんだ。
お前が死ねばよかったんだ。
なんでお前なんかが免許持ってたんだ。

加害者への憎悪を止めることが出来ません。

ご遺族は一生、恨み、怒り、悲しみ、吐き気がするような憎悪を抱えて生きていくのか。

どこにでもある普通の家庭の普通の笑顔。
死ぬ気配もなかった元気なお母さんを、一瞬にして奪う。

人を一人殺すということは、その人一人の問題じゃない。
その家族、友人、勤務先…
周りに波紋のように悲しみが広がっていく。
家族の友人にも言いようのない悲しみが広がっていく。

どうか誰も被害者にも加害者にもならないで。
これ以上、誰にも悲しい思いをさせたくありません。

仕事用のHPに書くべきブログではないことは重々承知ですが、
今日は書き散らさずにいられませんでした。

 

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